砂漠の旅人(たびと)

UNIX / MS-DOS 時代から電脳砂漠を旅しています

【Notion】技術メモに最適なMarkdown対応ツール

こんにちは、たびとです。

昔は Evernote を使って情報を整理していましたが、いつの間にか使わなくなっていました。 個人的には仕事や趣味で使うプログラムやコンソールに打ち込むコマンドの情報を便利に 管理することが目的なので、Evernote は思ったほど便利に管理できないのが原因でした。

それから、Windows 標準の付箋や Google Keep を使っていましたが、 テキストエディタの延長なので、これもプログラムやコマンドが大量になると、 どこに何を書いたのかわからず、探すのが大変になり、カオスに突入します。

それから、会社や自宅で Git を使うようになって、マークダウン記法の便利さを知り、 Evernote の代替でマークダウンが使えるツールを探していました。 そして、 Notion にたどり着きました。

では、技術メモの利用を目的として、簡単に Notion を説明します。

この記事の対象者

  • 大量の技術メモを取っているが、どこに何があるのか探すのが大変な方
  • プログラムやコンソールのコマンドをもっと見やすく整理したい方
  • PCだけでなくスマートデバイスでも情報を共有したい方

なぜ Notion なのか?

例えば、Docker で何かを構築するときに、Docker コマンドのメモを取る必要があるとき、 Windows 標準の付箋や Google Keep のようなテキスト管理だと、大量の情報になると、 どこに何があるのかわからなくなり、最終的に破綻することが良くあります。

これが、Git やブログのようにコマンドに枠線が付いて、キーワードを色付け (シンタックスハイライト) できると管理が楽になると思ったことが何度あったことでしょう。 そのために、Word で管理するには大袈裟だし、情報が増えると管理も大変です。

この最適解が Notion というツールです。 マークダウン記法が使えるため、Git やブログと同じような感覚で情報が整理できます。 今は昔と違い日本語に対応しているので、使ってない人は、 この機会に是非使ってみることをお勧めします。

ちなみに、Notion 以外にも類似ツールをいくつか使ってみましたが、 無料で使い勝手を考慮すると、当時の状況では Notion 一択でした。

Notion

Notion は昔と違って、日本語にも力を入れてきて、GoogleApple アカウントで ログイン可能なので、簡単に試してみることができます。

www.notion.so

たびとは、個人用・仕事用・ブログ用に3アカウントを使い分けています。 このブログの下書きに Notion が使えると最高なのですが、現在はメモとして使っています。

アプリ版のダウンロード

Web 版でなく、アプリ版が使いたい方は Windows 用と Mac 用があります。

www.notion.so

また、モバイル版として、iOS 用と Android 用もあるため、 スマートデバイスでも情報が共有可能となります。 流石にモバイル版の入力は厳しいため、見ることが中心になると思います。

www.notion.so

Notion へログイン

先ほどの URL の Notion を無料で試す ボタンをクリックすると、 サインアップ画面が表示されます。 GoogleApple アカウントがある場合、手持ちのアカウントでログインできます。

Notion サインアップの画面
Notion サインアップ

Google アカウントでログインする」を選択すると、お馴染みの画面が表示されるので、 アカウントをクリックして、ログインしてください。

Google アカウントでログインする画面
Google アカウントでログインする

ログイン後

ログインすると、チュートリアルの画面が表示されます。 スクロースすると下の方に YouTube のビデオが付いています。 基本的な使い方が書いてあるので、一通り目を通してください。

ログイン後の初期画面
ログイン後の初期画面

昔は英語で「Getting Started、Quick Note、Personal Home、Task List、Journal、Reading List」などの テンプレートが表示されていましたが、テンプレートが多くて、逆にわかり辛かった記憶があります。

Notion を使ってみる

早速、画面左下の「新規ページ」ボタンをクリックして新規ページを作ってみましょう。

Notion の新規ページを作る画面
Notion の新規ページを作る

適当に「Linux コマンド」と入力し、Enter キーを入力します。

Notion の最小単位はブロック

Notion はブロック単位で情報を管理していきます。 赤枠で囲まれた部分がブロックです。 文字を入力する場合、Enter キーを押すと次のブロックに移動します。

Notion の最小単位はブロックの画面
Notion の最小単位はブロック

ここに「ls コマンド」と入力し、Enter キーを押します。

コマンドの見栄えをよくする

ブロックの左側の点6個のマークをクリックすると、メニューが表示されます。 ここで、ブロックタイプの変換 - コードを選択します。 メニュー以外にも、マークダウン記法の「 ``` 」による入力、 Notionのブロックの先頭で「 /code 」を入力することでも同じ結果になります。

ブロックタイプをコードに変換する
ブロックタイプをコードに変換する

次にコードの左上の言語バーをクリックし、言語を選択します。 ここでは、ls コマンドなので、Bash を選択します。

コードの言語を選択する画面
コードの言語を選択する

実行結果をペーストすると完成です。 このとき、選択した言語に合わせて、シンタックスハイライトされるため、見やすさがアップします。

実行結果をペーストする画面
実行結果をペーストする

編集が終わったら「ページとして開く」を押して、メニューに反映させます。 これは最初から実施してもよく、好きなタイミングで実施してください。

ページとして開く画面
ページとして開く

ページをネストする

ページはネストすることもできます。 先ほど作った「Linux コマンド」ページの横のプラスをクリックすると、 ページをネストさせることができます。ネストさせると、 画面下部の「ネスト1」のように自動的にリンクが生成されます。

ページをネストする画面
ページをネストする

URLリンクが便利

ブロックに URL をそのまま貼り付けると、メニューが表示されます。 特に「 ブックマーク 」または「 埋め込み 」を選択すると、 タイトルとサマリーが表示されるため、非常にありがたい機能です。

技術メモは技術サイトの URL を貼り付けることが多いため、 この機能があると情報の整理と検索が楽になります。

URLのブックマークが便利な画面
URLのブックマークが便利

以前は、なかった機能ですが、いつの間にか追加されました。 日本語になった後だっと思います(違っていたらごめんなさい)。

まとめ

技術メモの視点から Notion の使い方を簡単に説明しましたが、 Notion に少しでも興味があるなら、とにかく使ってみることをお勧めします。 また、技術メモ以外にも使い道は多く、色々なサイトで使い方を紹介されているため、 それらを見ると参考になると思います。

Notion を適当に使ってみて、さらに便利に使いたいと感じたら、 書籍を読んで体系的に理解するとよいと思います。 たびとは、以下の書籍で Notion を体系的に覚えました。 まだ、Notion が英語版のときの本なので、Notion のメニューなどが英語になっていますが、 良書だと思います。 kindle unlimited 会員だと、今なら無料で読むことができます。

では、皆さん、よい旅を。