砂漠の旅人(たびと)

UNIX / MS-DOS 時代から電脳砂漠を旅しています

Dell S2721DS 27インチ WQHD モニターを買ってみた

こんにちは、たびとです。

今まで デュアル モニターのサブモニタに 24 インチの FHD(フルHD) モニタを使っていました。 このサブモニターは、テレワーク時に仕事で使うノートブックのサブモニターとしても使うのですが、 職場モニターは 27 インチの WQHD なので、リモートデスクトップから乗り込んで使うと、 24 インチの FHD では、やはり狭くて使いづらいと感じていました。

そういうことで、27 インチ WQHD モニターを欲しいと思っていましたが、 メインの 32 インチ 4K モニターのサブ画面として使うには大き過ぎると思い、 ときどきアマゾンで探しみるだけで、買うかどうかを迷っていました。

ところが、タイムセールで安かったので、 DELL の 27 インチ WQHD モニターを衝動買いしました。

この記事の対象者

  • デュアル(2面)モニター環境に興味のある方、新たに買い換えたいと思っている方
  • 27 インチモニターで、4K(3,840×2,160) と WQHD(2,560×1,440) のどちらを買うべきか迷っている方

27 インチのサブモニターに求めるもの

最近はゲーミングモニターが主流なのか、応答速度の速さを前面に出したモニターが多いのですが、 パソコンでゲームをしようと思わないため、これらのモニターはオーバースペックです。 それと、電源は内蔵タイプがいいため、LG製のようにACアダプターを使うタイプも除外されます。

また、外れを引かないためにも、アマゾンの評価の件数が 3桁以上ないと信用できません。 できれば、4 桁を超える製品が良いので、これを考慮すると候補はかなり絞られてきます。

Windows の解像度問題

27 インチの場合、解像度は FHD (1,920×1,080) よりも WQHD (2,560×1,440) の方が使い勝手がいいと思います。 ちなみに、QHD と表記されることもありますが、WQHD と同じです。

Windows で使う場合、ディスプレイ設定の拡大縮小が「 100%(推奨) 」になっている事が重要です。 この 100% の状態が 96DPI となり、Windows の基準となっています。 100% 以外だとアプリの表示が崩れたり、見辛くなることがあります。

たびとのメインモニターは、BenQ EW3280U 4K モニターで、 ディスプレイの拡大縮小は「 150%(推奨) 」です。 150% なので、96 × 1.5 = 144 DPI となります。

このため、表示問題で悩まされることが多々あります。 例えば、ブラウザで閲覧しているとき、サイトによっては、 文字が霞んで見辛くなることが結構な頻度で発生します。 このときは、拡大することで解消するのですが、別のページにいくと、 拡大したままになるため、元のサイズに戻す必要があります。 これ以外にも画像を加工するとき等、かなり面倒になるため、 サブモニター側で作業することが多々あります。

これが、27 インチ WQHD だと、「 100%(推奨) 」となるため、 表示問題に悩まされることは皆無となります。 やはり、Windows で使うモニターとしては、 27 インチ WQHD が最適解 だと考えます。

Dell S2721DS 27インチ モニター

今回購入したアマゾン限定の Dell S2721DS 27 インチ WQHD モニターです。 後継の S2722DC が出ていて、ディスプレイポートが USB Type-C に変更されています。 サブモニターには Type-C は不要なのでお値打ちな S2721DS で十分です。

開梱から設置まで

アマゾンから箱のまま到着しました。 箱のサイズは、だいたい 82 cm × 45 cm × 14 cm です。

アマゾンから到着した状態の写真
アマゾンから到着した状態

箱を開けると、以下のようになっていました。

S2721DS の梱包内容の写真
S2721DS の梱包内容

裏側は白色で、VESAマウントのネジも付属しています。

S2721DS の背面の写真
S2721DS の背面

エルゴトロンのモニターアームを付属のネジで装着します。

モニターアーム装着の写真
モニターアーム装着

設置して電源を入れると、自動的に言語の設定が表示されるので、日本語を選択します。

S2721DS の言語設定の写真
S2721DS の言語設定

言語を選択後、セットアップが始まりました。 このとき、まだ HDMI は接続していなかったので、画面にも「ケーブルなし」と表示されています。

S2721DS の初期設定の写真
S2721DS の初期設定

セットアップ完了後に HDMI ケーブルを接続して Windows を起動した直後の状態です。 24 インチ FHD と比べて横幅が、約 5.5 cm 広くなりましたが、 左側ギリギリにモニターを寄せたのもあり、心配した横幅も違和感なく配置できました。

Windows 起動後の状態の写真
Windows 起動後の状態

MacBook Pro を開くとこんな感じになります。 そろそろ MacBook Pro も買い替えたいと思っていて、 M2 搭載 MacBook Air英語キーボード版が欲しいと思っています。

MacBook Pro を開いた状態の写真
MacBook Pro を開いた状態

サブモニターの右上側が白っぽくなっていますが、日中の撮影で太陽の光を反射しているだけです。

Dell S2721DS を使ってみて

色は、初期値の「標準」モードで、特に問題はありませんでした。 メニュー項目は、BenQ EW3280U と比べて少ないです。

ディスプレイのメニューを見た限り、ブルーライト軽減の項目はなかったです。 BenQ モニターの場合、ブルーライト軽減を選択したときに黒色が少し白っぽくなるのですが、 Dell モニターの場合、初期値の「標準」を選択すると、BenQ と同じような色具合になるので、 自動でブルーライト軽減になっているようです。 気になる方は、プリセットモードの 「標準、ComfortView、ムービー、FPSRTSRPG、暖色、寒色、ユーザカラー」 から調整することになります。

スピーカーも試しましたが、音楽を聴かなければ使えるレベルです。 所詮、ないよりはマシなレベルなので、期待しない方がいいです。 スピーカーは、BenQ モニターの方が明らかに性能が上でしたが、 音楽を聴くなら外部スピーカーに接続した方がいいと思います。

HDMI 切替器

通常は Windows の デュアル モニターとして使っていますが、 仕事の場合は サブモニターを仕事用の Windows ノートに接続します。 このとき、ディスプレイのメニューから切り替えると、信号を自動判断するため、 意図しないときに切替わってしまいます。 このため、HDMI の切り替え機を使って切り替えています。

元々は、ゲーム機器の台数が多かったときに使っていたものです。 机上に置いてあるため、流石にリモコンは使っていません。

27 インチモニターは 4K と WQHD のどちらを買うべきか

さて、4K モニターと WQHD モニターはどちらを買うべきなのでしょうか。

Windows 環境で仕事用に考えいるなら、 WQHD の一択です。 前述の通り、拡大率 100 %(96DPI) でないと、表示問題に悩むことになります。

Mac しか使わないのであれば、4K の方がいいと思いますが、 どうせ 4K モニターを買うのであれば、27 インチで WQHD が丁度良いのを考慮すると、 32 インチ以上を選択するべきだと思います。

Windows 環境で、どうしても 4K が欲しいのであれば、 サブモニターに FHD か WQHD の導入をお勧めします。

まとめ

Dell S2721DS は後継が出ているため、現在お値打ち価格で購入できます。 サブモニターではなく、メインモニターとして使っても問題ないと思います。

Mac と接続する場合、4K モニターの方がいいのですが、 Windows 環境のみで利用する場合、ゲームなど特別なことがない限り、 4K モニターはオーバースペックだと感じます。

Windows 環境のみで利用する場合、32 インチ 4K モニターを購入するより、 27 インチ WQHD モニターを 2 個買って、 デュアルモニター環境にした方が幸せになれると思います。 購入金額も 「32インチ 4K = 27 インチ WQHD × 2」ぐらいなので。

やはり、 Windws は 27 インチ WQHD モニターが最適解 であると再認識しました。

では、皆さん、よい旅を。