砂漠の旅人(たびと)|新天地:たびとの旅路

電脳砂漠を旅する、ある旅人の日記。フロッピーを頼りに歩いた日から、クラウドの地平を見つめる今日まで。見つけたオアシスも、迷い込んだ砂の迷宮も、全てこの羊皮紙に。

魔法のゴーレムを召喚せよ ~Power Automateで、退屈な儀式を自動化する~

旅の途中、興味深いオアシスを見つけた。忘れないうちに、この羊皮紙に記しておくとしよう。

最近、情報の砂漠を旅していると、「Power Automate」という名の、新たな魔法の噂を耳にするようになった。それは、RPAという魔法体系に属し、日々の退屈な儀式(定型作業)を、自らの分身となるゴーレムに代行させることができるという。

幸いなことに、この魔法はWindows 11という大地には、最初からその力が宿っているらしい。私は、この眠れる力を呼び覚まし、その真価を確かめる旅に出ることにした。これは、一人の冒険者が、Power Automateという名のゴーレムを召喚し、その最初の命令を下すまでの、錬金術の記録である。

この羊皮紙のあらまし

この羊皮紙が導く者

  • RPAという、自動化の魔法に興味を抱く者
  • Microsoft Power Automateという名の、眠れるゴーレムを呼び覚ましたい探求者

第一の儀式:ゴーレムとの契約(アクティベート)

まずは、Power Automateのアイコンをクリックし、眠れるゴーレムを呼び覚ます。 Microsoftアカウントという名の魂を捧げ、契約の儀式を執り行う。

ゴーレムとの、最初の対話

儀式を終えると、クイックツアーという名の、ゴーレムの性能を見せるデモンストレーションが始まる。初めてこの魔法に触れる者は、見ておくと良いだろう。

ゴーレムが、その力の片鱗を見せる

第二の儀式:命令書の作成(フロー作成)

ゴーレムに命令を下すには、「フロー」という名の命令書を作成する必要がある。 「新しいフロー」から、今回は「docker サービス起動」という名の、最初の命令書を作成する。

ゴーレムへの、最初の命令書

デスクトップフローデザイナーという名の作業台で、左側に並ぶ「アクション」という名の魔法の部品を組み合わせ、命令を組み立てていく。

魔法の部品を組み合わせ、命令を創造する

最初の命令:Dockerサービスの起動

今回は、WSL2 UbuntuのDockerサービスを起動させる、という簡単な命令を組み立てる。

  1. CMDセッションを開く: まず、ゴーレムに黒い画面(コマンドプロンプト)を開かせる。
  2. CMDセッションに書き込む: 次に、wsl -d Ubuntu -u root -- service docker startという呪文を唱えさせる。
  3. CMDセッションの終了: 最後に、黒い画面を閉じさせる。

ゴーレムに、唱えるべき呪文を教える

儀式の執行

命令書が完成したら、デバッグ実行で、ゴーレムが正しく命令を遂行するかを確認する。 WSLコンソールでservice docker statusと問いかければ、ゴーレムが儀式を成功させたかどうかがわかる。

さあ、我が分身よ、命令を遂行せよ!

無事に動作することを確認したら、命令書を保存する。これで、いつでもこの儀式を再現できるようになった。

完成した命令書が、一覧に加わった

羊皮紙を巻く前に

Power Automateという名のゴーレムは、驚くほど簡単に、そして素直に、我々の命令を聞いてくれた。今回は単純なコマンド実行だったが、Webサイトへのログインや、フォーム入力といった、より複雑な儀式も、このゴーレムなら簡単に代行してくれそうだ。

ただし、無料版ではWindows起動時に自動でフローを実行させることができないのが、唯一にして最大の欠点か。

この羊皮紙が、同じように日々の退屈な儀式から解放されたいと願う、未来の冒険者の助けとなることを願う。

風向きが変わったようだ。この機を逃さず、次の砂丘へと旅立とう。

砂漠で見つけた魔法のランプ

ラクダの独り言

ご主人が「ぱわーおーとめいと」とかいう、新しい遊びを覚えたらしい。なんでも、自分の代わりに面倒なことをやってくれる、透明なゴーレムを創り出せるんだとか。俺に言わせりゃ、そんな便利なもんがあるなら、真っ先に俺の餌やりと水汲みを自動化してほしいもんだがな。まったく、人間の考えることはよく分からん。おっと、また腹が鳴っちまった。