砂漠の旅人(たびと)

MS-DOS 時代からシステム開発屋を続けています

【失敗事例】iPhone デュアル SIM、絶対にやってはダメなこと、そして機種変更時の意外な落とし穴

こんにちは、たびとです。

Y モバイルから楽天モバイルに変更して間もない頃、大型ショッピングモールで圏外に陥り、 電子決済ができなくて残念な経験をしました。 インターネットで調べてみると、楽天モバイルの電波問題は豊富にあり、 「楽天モバイルあるある」のようでした。 解決策としては、楽天モバイルと別キャリアを組合せたデュアル SIM であることが判明しました。

たびとも、時流に乗ってデュアル SIM にしてみたのですが、 見事に失敗してしまいました。

今回は、この失敗と復旧時の注意点を紹介したいと思います。

この記事の対象者

  • デュアル SIM に興味のある方、デュアルの料金が気になる方
  • SIM と eSIM のどちらを選ぶのかを迷っている方
  • 機種変更やリセットを実施したときの注意事項を知りたい方

デュアル SIM に至った経緯

当初、単純に料金が上がると思っていたので、デュアル SIM には興味がありませんでした。 それが、なぜデュアル SIM を選択したのか、その経緯を振り返ります。

以前、ソフトバンクから Y モバイルに変更したついでに、 ソフトバンク光を契約し、ソフトバンクで固めていましたが、 とにかくソフト面が使い辛くて仕方ありませんでした。 それに、Y モバイルの Yahooプレミアム無料や PayPay ボーナスなどの特典も 盛沢山ですが、とにかく使い勝手が悪すぎて、活用できないままでした。

そんな折、クレジットカードや銀行を久しぶりに見直す機会があり、 現時点では楽天経済圏に入るのが一番お得であるとの結論に至りました。 クレジット・銀行・証券など、次々と楽天サービスを契約し、 ソフトバンク光の2年契約終了に合わせて、天モバイルと楽天ひかりの切り替えを行いました。

結果、個人的には大正解でした。やはり、楽天は使い易かったです。

さて、話を戻して、楽天モバイルですが、最初は eSIM で契約しましたが、 圏外による電子決済問題により、デュアル SIM にすることにしました。

デュアル SIM の失敗

本楽であれば、以下の手順で順調に移行するはずでした。

  1. 楽天モバイルを eSIM から SIM へ切り替える。
  2. LINEMO を eSIM で契約する。

しかし、実際には、以下の通りでした。

  1. 楽天モバイルを eSIM から SIM へ切り替えた(つもり)。
  2. LINEMO を eSIM で契約する。
  3. 片方しか使えなため、iPhone をリセットする(最悪の手段)。
  4. 楽天モバイルの eSIM から SIM へ切り替える。
  5. LINEMO の eSIM を再発行手続きする。

では、詳細について、順を追って説明していきましょう。

楽天モバイルを eSIM から SIM への切り替え失敗

たびとは、この最初の一歩でつまずいて、後でひどい目に会いました。 楽天モバイルから送られて来たのは、eSIM だけで手順書がなかったので、 探し方に問題があったのかもしれません。 とにかく、手順書が同梱されていなかったのため、ネットを調べまくって、 何かを設定しましたが、詳細は忘れてしまいました。

結果的に、なぜか SIM に切り替わったと思い込んでいました。 これは、eSIM を SIM に切り替えなくても、 何か問題があるように見えないため、勘違いしやすいと思います。

今後、同じことを考えている人は、以下のページをよく読みましょう。

SIMの種類をSIMカードまたはeSIMに交換した後は、どうしたらいいですか | お客様サポート | 楽天モバイル

ここにあるように、楽天モバイルのアプリから切り替えを実行することを忘れないようにしましょう。 「 SIM の初期設定をする 」ボタンを押さないと eSIM から SIM へは切り替わりません。

LINEMO を eSIM で契約

副回線の格安 eSIM は、LINEMO と IIJmio(みおふぉん)で迷いました。

IIJmio だと、eSIM プランなら 2G で 440円です(4G でも 660円)。 データ通信を IIJmio にして、Rakuten Link の無料通話を使うと、 楽天モバイルの月額支払いを無料にすることが可能になります。 圏外対策だけなら、「 IIJmio eSIM プラン 」これ一択で決まりです。

しかし、通話も含めたデュアル SIM を体験したかったので、 まずは LINEMO を eSIM で契約してみることにしました。

片方しか使えなため、iPhone をリセット

eSIM から SIM へ切り替えに失敗していたため、 当然、楽天モバイルと LINEMO は片方しか使えません。

よく考えれば気付いたかもしれませんが、新しいことが盛り沢山で、 そんなに一つ一つを深く考える余裕がなかったのかもしれません。

ここでのミスは楽天公式ページの「iPhone 用の APN 構成プロファイル削除方法」でした。

楽天モバイル: iPhone用のAPN構成プロファイル削除方法

ここを見たせいで、eSIM から SIM の切り替え時に APN プロファイル設定が飛んだのでは? と間違った仮説を信じて、端末をリセットしてしまいました。

実際には、以下のように APN プロファイルには何も表示されません。

iPhone の VPN とデバイス管理の画面
iPhoneVPN とデバイス管理

ちなみに、iPhone 13 の人なら デュアル eSIM ができるので、それもありだけど、 デュアル eSIM のトラブルも起きたようなので、まだ様子見が正解かもしれません。

楽天モバイルを eSIM から SIM への切り替え

おめでたいことに、「バックアップがあるから」と軽いノリで、 iPhone をリセットしてしまったのが大失敗でした。

バックアップから復旧すると、楽天モバイル アプリは無事に復旧できたので、 そこから上述の「SIM 初期化」にたどり着いて、無事に SIM が使えるようになりました。

しかし、ここからが、本当の試練の始まりだったのです。

LINEMO の eSIM 再発行手続き

LINEMO の eSIM 設定は、メールで送られてくるのですが、何度やっても元に戻りません。 それもそのはず、メールで送られてくる設定は「 一度きり 」しか使えないため、 eSIM の再発行手続きが必要で、LINEMO の My Menu(会員ページ)から申請を行います。

ソフトバンクのシステムって、電話番号ありきなので、間違ってプロファイルを飛ばすと、 電話認証がダメになって面倒が増すので、端末リセットの大冒険はしないようにしてください。 このときは、契約時の電話番号が楽天モバイルだったので、これで何とかなったと思います。

機種変更のとき、変更前に eSIM の再発行を忘れず、「 事前に申請 」しておきましょう。

さらなる悲劇

さて、端末リセットによる問題は復旧しましたが、 アプリにも思わぬ落とし穴がありました。

特に金融や認証系のアプリは、端末リセットや機種変更をすると、 本人確認の手続きが必要となり、かなり面倒なことになります。

その中でも、特に気を付けた方が良いアプリを紹介します。

PayPay の携帯番号を新番号へ変更

今回は、LINEMO を新規の番号で作ったため、ソフトバンク系のサービスは、 全てこちらに寄せた方が、何かとお得であることは間違いありません。

PayPay の電話番号も LINEMO に変更しようとしたのですが、失敗しました。 ネットで調べると、PayPay の携帯番号の変更は大変みたいです。 新番号に昔使っていた人がいて、その人が PayPay をインストールしていた場合、 180 日後しか次の契約ができないといった仕様があるようです。 そして、サポートもあまり信用にならないようでした。

長期戦を覚悟して、PayPay のサポートにメールを出して、 数日後にメールが届きましたが、届いたメールは、 「サイトをよく見て、もう一度やってね。」的な内容です。

仕方なく、再度番号変更をやってみると、散々エラーで失敗していた手順で、 あっさり成功してしまいました。 この理由が知りたかったので、再度サポートに問い合わせてみましたが 「PayPay 側では何もしてない。理由はわからない。」との回答でした。

どうやら運よく解除条件に一致したのかもしれませんが、 PayPay の番号変更は、もしもに備えて長期戦を覚悟しましょう。

住信SBI アプリから現金を引き出せない

たびとは、銀行カードを持ち歩きたくないため、コンビニ ATM からアプリで現金を 手数料無料で引き出せる住信SBIアプリを使っています。

このとき、セキュリティに「スマート認証NEO」という仕組みを使うのですが、 端末リセットしたため、この情報も再登録となりました。 この申請後の審査が「 何日かかるかわからない 」仕様のため、 その間は現金引き出しができません。

結局、3日間は利用不可のままでした。 これは何とか早急に改善してほしいものです。

アプリから現金を出金している人は、機種変更前に、 現金も引き出しておいた方がいいかもしれません。

送金アプリ pring(プリン) を使ってみる

住信SBI アプリが使えない間の代替手段をネットで調べていると、 「pring(プリン)」という送金アプリにたどり着きました。

pring をインストールし、本人確認をするとすぐに使えるようになるので、 とりあえず、ゆうちょ銀行を登録し、チャージしてみると、 1万円しかチャージできません。 これはセキュリティのために、数日間は1万円のみのようです。

チャージした金額を引き出すには、セブンイレブンの ATM を利用します。 詳細は、下記の URL を参照してください。

www.pring.jp

ただし、この情報は古い情報です。 現在、手数料無料が月1回に変更(改悪)されています。 2回目以降は 220円の手数料が取られます。

しかし、他にも資金移動の手段として色々と使い道が多そうなので、 持っておいて損はなさそうです。

ちなみに、スマート認証 NEO の審査中は、住信 SBI 銀行は登録不可でした。

Microsoft Authenticator の認証情報を再設定する

これは、Microsoft の認証アプリです。

Windows 11 に変更したついでに、Windows のサインインに 2段階認証を導入してみました。 まだ、Windows しか使っていませんが、使い勝手は良いです。

以前、Google認証アプリ(Google Authenticator)の評判があまりにも悪かったため、 代替アプリとして Authy を使っていますが、今後 Authy からの乗り換えもありだと思います。

ただし、端末リセットや機種変更をすると、 認証データがクリアされるため、再取得が必要です。 たまに、再取得で失敗してしまいますが、何度かやると成功します。 データは iCloud にバックアップを取るようなので、消えることはなさそうです。

まとめ

デュアル SIM デビュー戦だったので、移行に失敗して散々な目に会いましたが、 未来のトラブルを事前に体験できたので、長期的にみると良かったのかもしれません。

では、今回の体験から学んだことを箇条書きにしてみます。

  • 主回線は SIM、副回線は、eSIM にする。
  • 端末リセットや機種変更前に eSIM は再設定の準備をする。
  • 同様に、金融や認証系アプリは再設定や本人確認の申請、利用再開に数日かかる場合がある。

皆さんは、たびとのように情報不足で痛い目に会わないようにしてください。

最後に参考サイトを掲載しておきます。

では、皆さん、よい旅を。

参考サイト