こんにちは、たびとです。
Intel NUC のファンが全力で回っているので、天板を触ってみると、灼熱地獄になっていて、 温度を見ると iGPU の温度が 100℃ に張り付いています。
これは、マズイということで、高熱になり過ぎた Intel NUC を冷却するために、 検討の結果、天板にヒートシンクを取り付けてみることにしました。
この記事の対象者
- パソコンの熱対策に興味がある
- Intel NUC の熱対策を考えている
ヒートシンクの入手
Intel NUC の天板に取り付けるのにちょうど良さそうなヒートシンクがありました。
ヒートシンクの取り付け
宅配業者から受け取って、段ボールから取り出した時の状態です。
箱を開けると、梱包シートに巻かれていました。
梱包シートからアルミニウム製のヒートシンクが出てきました。 10cm × 10cm なので、結構なサイズです。
裏側にひっかき傷が付いていました。 梱包前に付いたモノでしょうが、致命的な傷ではないので良しとしましょう。
この Intel NUC の天板にヒートシンクを取り付けていきます。 裏側に天板を外すための穴があるため、そこからオープナーやマイナスドライバーなどを使って、 ゆっくりと天板を外します。
天板を取り外すと写真のようになっているので、ここにヒートシンクを取り付けていきます。
Intel NUC より、ヒートシンクの方が小さいので、 天板を止める穴などからゴミが入らないようにマスキングテープで目張りします。
ヒートシンクを取り付けるために、熱伝導両面テープを貼り付けます。
熱伝導両面テープは、以下の商品を使いました。
この熱伝導両面テープの表面は薄いビニールなので、爪で剥がそうとすると、 下の両面テープまで一緒に剥がしてしまいそうになります。 試しに爪で剥がしてみると、両面テープに傷が付いて仕上がりが悪くなりました。
熱伝導両面テープの表面のビニールテープを剥がすと、 薄いためにクルクルと丸まってしまいます。 このように薄いため、先端の尖ったヘラなどで剥がさないとキレイに剝がれないと思います。
今回使ったのは、ミネシマのヘラセットです。 熱伝導両面テープの表面だけでなく、天板を外すときも使いました。 4年以上前に購入したモノですが、結構使う場面が多くて重宝しています。
ヒートシンクを取り付けて完成です。 ヒートシンクの角は尖っていて危ないし、あまりスマートではないのですが、 Intel NUC を冷却するためには仕方ありません。
冷却効果
Intel NUC のドライバを自動更新してくれる インテル® ドライバー & サポート・アシスタント によって、 インストールしたと思われる インテル® NUC ソフトウェア・スタジオ を使って、温度を計測してみました。
温度の傾向として、CPU よりも iGPU の温度の方が高い数値となります。 ヒートシンクを取り付ける前は、パソコンで作業をしているとだんだんと iGPU が高温になっていき、 100℃ で張り付いて、冷却ファンがブンブン回って、かなりの風切り音が発生していました。
ヒートシンク取り付け後は、まだ使い倒していないため、計測データが不足していますが、 感覚的には前よりも低い温度になっているように感じます。 これでダメなら、筐体の横がメッシュなので、横にファンを置いて風を送るような対策が必要になってくるでしょう。 ただし、CPUのファンは筐体の後ろに熱を放出しているため、どこに設置するのが一番効果が高いのかは謎ですが、 その時が来たら、検証してみることにしましょう。
まとめ
インテル® NUC ソフトウェア・スタジオ は、ファンモードも選択できるようになっていて、 「静か、バランス化、冷却」の 3 つから選べるようになっています。 もちろん、冷却を選択していますが、温度が上昇すると結構な音でブンブン回ります。
ヒートシンク取り付け前よりも、ファンがブンブン回る頻度も減っているため、 温度は確実に下がっていると思います。
とりあえず、ヒートシンクを天板に取り付けることで、 Intel NUC 内の熱を外部に排熱できたのではないでしょうか。
では、皆さん、よい旅を。
後日談
部屋替えもあったりで、何度か熱暴走してしまい、さらなる冷却対策をすることになりました。