砂漠の旅人(たびと)

UNIX / MS-DOS 時代から電脳砂漠を旅しています

【HDMI切替】切替器を 2 個連結して、3 入力 2 出力を実現してみた

こんにちは、たびとです。

4KディスプレイとQHDディスプレイのマルチモニター環境で、 QHD ディスプレイにバッファロー製の切替器 (3 入力 1 出力) を使っていました。

以前使っていたバファローの HDMI 切替器は以下の製品です。 この製品の不満は、リモコンの受信機がオプションでコネクタに接続しないと使えないぐらいで、特に不自由は感じませんでした。 フル HD 対応、データレートが 2.5Gbps/ch なのですが、解像度は 4K2K 対応とあるので、仕事用としては問題なく利用できます。

今までは、DELL の QHD ディスプレイに HDMI 切替器を接続し、仕事用のノート PC を 2面モニターで使っていたのですが、 長い列のエクセルを編集するとき等、4K ディスプレイに出力したいと思うことが多々あります。 また、ゲームも QHD ディスプレイに出力していますが、4K ディスプレイはスピーカーに接続してあるので、切り替えたいときが多々あります。

これらは、HDMI コネクタを抜いて挿せば実現はできますが、毎回の作業となると面倒なので、ほとんど思うだけです。 結局「あったらいいな」レベルの要望に過ぎませんが、4K60Hz の HDMI 切替器に興味が湧いたので検討することにしました。

この記事の対象者

  • 複数のデバイスからの入力を切り替えたい
  • 2台のディスプレイへの出力を切り替えたい

2台のディスプレイに出力したい

HDMI 切替器を 2 台連結し、以下のように 3 入力 2 出力の切り替えを実現できないかと考えました。

3台を接続し、2台のディスプレイに出力する

双方向HDMI切替器

2台のディスプレイに対して出力を切り替えることができる装置を探していたら、面白い製品があることを知りました。

これは、2 入力 1 出力1 入力 2 出力HDMI コネクタの接続次第で、どちらでも運用できる仕組みになっています。 HDMI 切替器のパッケージに接続のイメージがあるので、それを見てもらうと理解できると思います。

双方向HDMI切替器(1in2out/2in1out)

開封すると、HDMI 切替器本体と簡単な取扱説明書が入っていました。 試しに HDMI を接続してみると、ランプも見やすくて、いい感じです。

双方向 HDMI 切替器本体

3 入力 1 出力の切替器

バッファローの後継として、探したのが UGREEN の HDMI切替器です。 決め手は、電源不足の時に USB Type-C で電力を供給可能なことです。 これからは、USB Type-C の製品で統一したいので、それ以外は候補から外しました。

パッケージに 4K60Hz のシールが貼られているので、期待通りの動作はしてくれそうです。

HDMI 切替器(3in1out)

開封すると、HDMI 切替器本体にリモコンと充電用ケーブル (片方のみ Type-C) が付属していました。 リモコンは単 4 電池 2 本必要ですが、付属していないので別途用意する必要があります。 また、HDMI 切替器本体にも 4K60Hz がプリントされていました。

HDMI 切替器の本体と付属品

2台の接続

2 台並べてみると、どちらもコンパクトな感じです。 UGREEN の方は全てのコネクタが1列に並んでいるため、ケーブルの取り回しが楽になりそうです。

2台の大きさ比較

UGREEN の HDMI 切替器にケーブルを接続してみましたが、ランプが見辛いです。 どこが光っているのか、パッと見では視認不能です。これは、かなりのマイナスポイントです。

HDMI切替器(3in1out)のランプが見辛い

GANA と UGREEN の切替器を 2 台接続してみます。

2台を接続した状態

Nintendo Switch で出力のテストをしてみます。 まずは、Intel NUC を 4K ディスプレイで使いながら、ゲームを QHD ディスプレイで利用する通常モードの使い方です。

右ディスプレイへの出力

次に、GANA のスイッチを押して、Nintendo Switch の出力を 4K ディスプレイに切り替えます。 これは、ゲームに集中したい、音響も良くしたいときに使います。 ノート PC や Mac Book を接続するときは、スプレッドシート等を大画面で作業した方が作業効率が高くなるときです。 このとき、QHD のディスプレイには出力がないため、画面には何も出力されていません。 こちらは、あると便利な使い方なので、使用頻度は高くありません。

左ディスプレイへの出力

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム は発売日前から予約していて、1カ月ぐらいでクリアしたので、今はボチボチ遊んでいます。 前作よりも簡単になったような気がするのは、前作をマスターモードで遊んだからなのでしょうか。 とにかく、少しでも興味がある方は遊んでみた方がいいと思います。

まとめ

今回、2台の HDMI 切替器を使って、3入力2出力を実現することができました。 手持ちの Nintendo Switch、ノート PC、MacBook Pro を接続した限り、USB Type-C による電源供給は不要でした。

UGREEN の HDMI 切替器にはゴム足が付いているため、厚みのある両面テープを使って固定しました。 今回は、ニチバン両面テープ ナイスタック(超強力)を使いました。 これは、貼った時も強力ですが、剥がす時も意外と簡単に取れるので、接地面が痛む心配が少なく、お勧めできる製品です。

GANA と UGREEN は、値段も手ごろな金額なので、複数の入力が欲しい場合は候補にしてもいいと思います。 GANA はリバーシブルなので色々な使い方ができて面白そうですし、 UGREEN はランプの光が小さいこと以外は、リモコンも使いやすくて便利でした。

では、皆さん、よい旅を。